選手たちもチームをまとめるため立ち上がった
翌日、全選手に向けて、今季プレイオフ進出できなかった件を説明するため、ミーティングが開かれた。もしプレイオフ進出を決めていたら、練習があるはずの日だった。
まず、オーナーが経緯を説明し、リーグルールを説明した。みんな質問と言うより、罵倒に近い。そこで一番大人気ない発言を繰り返していたのは、意外にもヘッドコーチだった。もう全くもって話し合いにならない状況が続く。そして彼のこの性格が、この先数ヶ月間に渡り、私たちのチームを苦しめることとなる。
このミーティングから数日後、とある選手からメッセージがきた。新チームを作るのだと言う。このとき、お願いしてでも新しいチームを作ってもらえばよかったとつくづく思う。
そして、ヘッドコーチは、この辺りから、自分のわがままが利くチームを作ろうとする伏線なのか、はてまた彼の本心なのかはわからないが、言う事が毎週のようにころころと変わっていた。まずは、新しいチームにいくと言い出したので、オーナーが電話して止めた。
2016年チーム作りのために、私たちは、コーチングスタッフに頭を悩ませていた。ヘッドコーチの言いなりにならない、そして喧嘩にならないコーチを探すのは、安易ではない。そしてその頃、オフェンスラインコーチが決定した。
7月に入り、私はチームマネージメントの一員となり、メンバーはタミを入れて4人となった。8月29日のチームバンケットでコーチングスタッフ、来季のスケジュール、その他全てを発表するため、準備は急ピッチに進められていた。
そんな折、7月30日、チームキャプテンであるQBのサンシャインが、チームをまとめようと動いた。選手を招集しミーティングを開いた。私はその日来客があって、ミーティングには参加できなった。そのミーティングの後、何人もの選手から、電話やメッセージが相次いだ。チームに何かが起こっている。
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