チャンピオンは誰のため?


なんのためにアメフトをやっているのか。


優勝したいから。


それ以外の理由は思いつかない。


誰のためなのか。


自分のため? チームのため? ファンのため?


私の場合、かなりのパーセンテージで、自分のためではあるんだけど、そこには仲間がいて、チームがある。今までいろんなチームでやってきたが、「このヘッドコーチを優勝させてあげたい」と言う気持ちが常にあった。しかし2016年、ホセを優勝ヘッドコーチにしたいという想いがあるのか。


答えは残念ながらNOだ。そして更に意地の悪い私は、「私なしでオフェンスを仕上げてごらんよ」と思ってしまっている。やはり来季、私はホセと共存することは無理だ。


自分の気持ちを整理するのは簡単だった。しかし私の気持ちにチームを巻き込んではならない。

2009年パシフィックウォリアーズは生まれた。創設期のメンバーでオーナーのGHに確認しよう。

彼女には、これまで何度も気持ちを確認し、Aをチョイスしたときの最悪の状況も何度もシュミレーションしている。今の状況を今一度二人で整理する。そして、私は、「もうホセをヘッドコーチにするか、辞めてもらうしかないと思う。」と彼女に告げた。


GHからの質問はひとつだった。

「ホセがヘッドコーチでも、ベティはチームに残ってくれる?」


私の答えはNOだった。

Betty Suzuki Official Ownd

アメリカ女子プロアメリカンフットボール殿堂入り選手。25年の選手生活後、チームオーナーを経て、2021年引退。引退後は、世界的ボディビルコーチ・ミロシュシャルチェブと結婚しプロボディビル界で働いている。

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